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大使挨拶

 

 

                                                                      

                                                                         ウガンダ北部の難民居住区域にて

 

当館のホームページをご覧いただきありがとうございます。                   

 

2016年6月8日に赴任して以来あっという間に1年が経ってしまいました。本当に時間が飛ぶように過ぎていきました。


ウガンダに着任した際の挨拶において「ウガンダの人々の親しみやすさは全く変っておらず安心し、良い意味で驚かされたのも事実です。」と書きましたが、今も全くそのとおりに感じております。以前と全く変わらずに旧友との交際を楽しむとともに、多くの新しい出会いがあり、友情を育むことができました。これらの方々から日本に対する親愛感と尊敬の念が感じられ、ウガンダで働くことの喜びを実感する毎日です。

 

日本とウガンダの関係が着実に拡がっていることをこの1年間目の当たりにしました。本2017年に入ってからも、1月には国土交通省の末松副大臣を団長とする24社の建設・土木関連企業を含む代表団がウガンダを来訪し、官民インフラ会議が開催され、活発な議論が行われました。この会議のフォローアップとする官民インフラ対話も発足し、この分野における日本の経験とノウハウがウガンダの開発に貢献することが期待されます。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けてウガンダのホストタウンとなりました大阪府の泉佐野市ですが、本年7月に再びウガンダに代表団を派遣することが決まっております。これを機会に具体的な交流が進展することにつながることを祈るばかりです。

 

この他、ウガンダでビジネスをしたいという何人もの日本人にも会いました。日本とウガンダの絆が太くなるという観点からは、心強い限りです。北部ウガンダに大量に流入している南スーダン難民に対する支援活動を行ったり、これから行いたいとしている日本のNGOの方たちも頑張っております。また、約80人の海外青年協力隊の若者たちもそれぞれの活動地域で「日本大使」として日本とウガンダとの間の架け橋として活躍してくれています。

 

在ウガンダ日本国大使館は、このように日本とウガンダとの間の絆を強めてくださっているさまざまな活動を支援・応援すべく、日々精力的に活動しております。私自身も、頻繁に閣僚をはじめとする政府ハイレベルと意見交換を行い、また、地方にも積極的に出かけていって地方政府の指導者たちと会って日本がウガンダで果たしている役割に理解してもらえるように努力しています。また、ウガンダに来訪される邦人訪問者やここで暮らす邦人の皆様の生活、安全に係る情報発信にも積極的に取り組んでおります。

 

しかし、日本においてはウガンダのことはまだまだ知られておりません。ましてやウガンダの魅力が知られていないことは言うまでもありません。この観点から、2017年を日本から観光その他の目的でウガンダに来られる方が少しでも増えるように積極的に取り組んでまいる所存です。どうぞ何卒よろしくお願いいたします。

 

平成29年6月

 

     
                                                                        駐ウガンダ共和国日本国大使
                                                                             亀 田 和 明