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「大使館ホームページ開設に寄せて」

 

 

皆様、こんにちは。在ウガンダ日本国大使館ホームページへようこそ。

 

私は館長を務める加藤と申します。2007年10月末に着任しました。着任以来の懸案であった当館ホームページの開設に際しご挨拶を申し上げます。


私の任務は日本とウガンダの友好関係の増進につとめることです。 ウガンダは1962年に英国保護領から独立を果たし、独立後の政治、経済的な混乱を経て1986年にムセベニ現大統領が国政を担って以降順調な国家運営がなされ現在では政治の安定を得て経済・社会的に発展を遂げつつあるアフリカの中でも元気な国となっています。

 

日本からの訪問者からよく質問されることはアミン元大統領とエイズのことです。多くの日本の皆様がウガンダに抱いているイメージは「アミン、エイズ、ウガンダ」と重なっているようです。確かに独立後の20数年はアミン元大統領などによる度重なるクーデターなどによる政権交代による政治的混乱、経済の中枢を担っていたインド人の追放による経済の破綻、エイズの蔓延など多くの困難に直面していた時期がありました。

 

1986年以降のウガンダの国造りの歩みは「万人の初・中等教育」、「万人の繁栄政策」、「エイズ撲滅国家キャンペーン」などを通じ平均6%から6.5%の経済成長を達成し、貧困ライン以下の人口が56%から31.5%、HIVエイズ感染者が18%から6.5%、GDPが39億ドルから162億ドルなど、失われた20数年を政治的な安定と適切な経済政策によってようやく負の遺産を解消したといえるでしょう。

 

紛争、部族対立、エイズ、マラリアなどの感染症、貧困などアフリカの一般的なイメージはどうしても暗いものとなりがちです。しかしながら、アフリカの人々は各々の異なるリュックサックを背負ってたくましく生きています。その中の素顔に迫り皆様にお伝えすることも私の任務であると思っております。


もっと多くの日本人にアフリカに、そして、ウガンダに関心を持っていただき様々なレベルでの交流が日本とウガンダの友好関係促進の礎となると思います。 ホームページに私の知り得たウガンダの今の姿を「アフリカの真珠便り」という形で紹介させていただきたいと考えています。皆様の目にふれていただければ幸いです。


このホームページはウガンダに関心をお持ちの皆様にとってお役に立てるような情報もできる限り提供させていただきたいと思っています。皆様のご意見をふまえて大使館の活動やホームページの内容を改善していきたいと考えています。

ホームページの開設に当たり、皆様に愛用していただくとともに率直且つ忌憚のないご意見、ご要望を寄せていただき末永くおつきあいをさせていただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

2010年5月

 


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