ミティアナ県・キボガ県におけるリフトバレー熱発生に伴う注意喚起

平成29年11月29日
 11月24日の保健省発表によると、今月に入ってウガンダ中部のミティヤナ(Mityana)県・キボガ(Kiboga)県で2名の患者がみつかり、どちらも亡くなっています。
 リフトバレー熱は、アフリカに広く分布するウイルスによる人獣共通感染症です。ウガンダでは去年もカバレ(Kabale)県で発生しています。感染経路ですが、ヒトがウイルスを保有した蚊に刺されること、あるいは感染した動物(血液・臓器)と接触することで感染します。ヒトからヒトへの感染は殆ど起きないとされています。ヒトが感染すると、発熱・頭痛・筋肉痛などで軽く済むことが多いのですが、まれに網膜炎による視力障害や出血傾向、脳炎を来たすことがあります。
 疑わしい症状が認められた場合は、早めに医療機関を受診して下さい。予防としては、ワクチンはありませんから、皮膚の露出を少なくし、虫除けや殺虫剤を適切に使用するなど虫刺されに注意し、流行地では動物との接触も控えておきましょう。