福澤大使の知的財産週間イベント出席

令和5年3月28日
開挨の挨拶をする福澤大使 開会の挨拶をする福澤大使
ムセネロ大臣による挨拶
 2月21日及び2月23日、福澤大使は、世界知的所有権機関(WIPO:World Intellectual Property Organization)主催の知的財産週間イベントに出席しました。ムセネロ大統領府科学技術革新担当大臣、政府関係者、大学・研究開発機関及び中小企業等から、のべ約120名が出席し、知的財産に関する講演及びワークショップが行われ、ウガンダを含むアフリカ各国における知的財産事業のさらなる発展への期待が確認されました。
 福澤大使は歓迎挨拶の中で、持続的な発展には、イノベーションの創出を通じた、大学・研究開発機関、中小企業の成長が不可欠であり、日本はWIPOとともにアフリカにおける知的財産のさらなる発展に貢献していくと述べました。
 ムセネロ大臣は開会の辞として、ウガンダのさらなる国家開発には知的財産の活用は不可欠であり、知的財産に関するガイドライン発行及び登録の簡素化は必須であり、国内で生まれる(た)知見の保護を通じた研究及び市場の強化を図りたい旨を述べました。
 続いて、カイノビショ・ウガンダ登記サービス事務局長は、今後の経済成長において、公衆衛生、教育及び農業分野を主とした知的財産は一層価値のあるものとして扱っていく必要があり、その実現のためにも知的財産登録を政策に組み込んでいく重要性を強調しました。
 さらに、ウトゥレ・アフリカ広域知的財産機関(ARIPO:African Regional Intellectual Property Organization)アカデミー長は、日本政府並びに特許庁の長年における知的財産分野への研修実施及び技術協力に感謝を述べ、今後もウガンダを含めたアフリカ諸国の知的財産に係る政策策定に協力をしていく旨述べました。
 ルゴンボカWIPOアフリカ部参事官は挨拶において、アフリカ各国への支援、特に知的財産分野における修士号取得及び若者へのスタートアップコーチングへの日本政府及び特許庁の支援に感謝するとともに、今後のパートナーシップ強化への期待を述べました。
 
会場の様子
カイノビショ事務局長、ウトゥレARIPOアカデミー長及びルゴンボカWIPO参事官と懇談する福澤大使
集合写真