令和6年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件署名式の開催

令和7年3月7日
式典の様子
佐々山大使によるスピーチ
2月24日、佐々山大使とアフリカ開発救援基金(FIDRA)、ミッション316財団の代表者が、ウガンダのオヤム県とラカイ県で、それぞれ教育と水と衛生のプロジェクトを実施するため、無償資金協力契約に調印しました。
 
2025年2月24日、佐々山大使とアフリカ開発救援基金(FIDRA)、ミッション316財団の代表者が、草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)の無償資金協力契約(G/C)に調印しました。
 
アフリカ開発救援基金(FIDRA)は日本政府から53,693米ドルの資金供与を受け、「オヤム県アングウェタ小学校教室棟建設計画」を実施します。新たに教室棟1棟(4教室、事務室、エントランス、計576人収容)を建設し、児童用3人掛け机・椅子187台を含む教室用備品が整備されます。これにより1教室当たりの平均児童数が170人から114人に削減されるほか、これまで屋外で授業を受けていた500人以上の児童が屋内で授業を受けられるようになり、同校の児童及び教員1,379人が適切な環境で学習や教育活動を行えるようになります。
 
ミッション316財団は日本政府から87,212米ドルの資金供与を受け、「ラカイ県2準郡井戸建設計画」を実施します。このプロジェクトを通して深井戸7本を建設することで、ラカイ県ビャカバンダ準郡及びルワンダ準郡7村の住民10,800人が安全な水にアクセスができるようになります。また、水因性疾患の減少が見込まれるほか、安全な場所に井戸を建設することで子供の水難事故抑止も期待されます。
 
佐々山大使は式典冒頭のスピーチで、当該2案件は約400件の申請書の中から選ばれたことに言及し、2団体の代表に祝辞を述べました。また、新しいこれら2つのプロジェクトが、将来を担う子供たちのための教育や、安全な水へのアクセスといったウガンダの人々の生活の基礎となる分野で実施されることの重要性を強調しました。
集合写真
アフリカ開発救援基金(FIDRA)、アングウェタ小学校からの出席者
ミッション316財団