草の根・人間の安全保障無償資金協力「カセセ県聖ポール第4次保健センター小児病棟建設及び救急車整備計画」引渡式

令和3年2月18日
鍵の引渡し
銘板披露
2021年2月18日、北村書記官は「カセセ県聖ポール第4次保健センター小児病棟建設計画」および「「カセセ県聖ポール第4次保健センター救急車供与計画」の引渡式に出席し、小児病棟、トイレ棟、医療機器および救急車を正式に引き渡しました。式典において北村書記官は、新たに建設された小児病棟と供与された救急車によって、周辺地域の10万人以上の住民がより質の高い医療サービスを受けられるようになることへの期待を表明しました。
 
「カセセ県聖ポール第4次保健センター小児病棟建設計画」は、2018年3月1日に在ウガンダ日本国大使館と同施設との間で署名され、総額86,760米ドル(約3億1,000万ウガンダ・シリング超)の無償資金協力が供与されました。
 
また、「カセセ県聖ポール第4次保健センター救急車供与計画」は、2020年3月10日に署名され、総額19,888米ドル(約7,000万ウガンダ・シリング超)の無償資金協力が供与されました。これらの支援は、日本大使館が実施する「草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)」の一環として行われたものです。同制度は、地域住民の生活向上を目的としたコミュニティ開発事業を支援するもので、1992年にウガンダで開始されて以来、これまでに合計261件のプロジェクトに資金供与を行っています。
 
聖ポール第4次保健センターはカセセ県に位置し、1989年にウガンダ聖公会南ルウェンゾリ教区によって設立されました。同施設は10万1,000人を超える住民に医療サービスを提供しており、外科手術や輸血が可能な、カセセ市内最大の医療施設です。また、2012年には本スキームの支援により産科病棟が建設されました。
 
この産科病棟の完成後、2012年から2016年の間に分娩件数が36%増加し、それに伴って小児病棟の需要も高まりました。そのため、施設側は本来学習室として使用する予定だった部屋を臨時の小児病棟として利用せざるを得ず、生後1日から12歳までの子ども約100人を毎月受け入れていました。
 
また、毎月19人以上の新生児が早産または合併症を伴って出生していましたが、当時は新生児集中治療室(NICU)がなく、非常に狭い臨時のスペースで新生児ケアを行っていました。
こうした課題に対応するため、日本大使館は以下を実施しました。
1.小児病棟とトイレ棟を建設し、医療機器を整備することで、年間1,200人の子どもたちに安全な医療サービスを提供。
2.救急車を供与することで、カセセ県で特定された医療上の課題を改善。
救急車の視察
小児病棟の視察