シロンコ県における安全な水へのアクセス改善計画

平成23年1月13日

計画の概要

被供与団体 シロンコ県政府
供与額 76,951米ドル
署名者

マリオン・パメラ・トゥカフリルワ首席行政官

計画名

シロンコ県における安全な水へのアクセス改善計画

実施地

シロンコ県ナルサラ準郡(旧ブワラシ準郡)

供与内容 水道(水道管合計5.5km)敷設,給水所14ヶ所,
中型貯水槽1基,小型貯水槽1基及び水源から水を保護する吸水機1基を設置
贈与契約署名日

2010年3月9日


ウガンダ東部にあるシロンコ県は,2005年に東部最大規模のムバレ県から分離した新しい地方政府です。人口は約31万人。ケニア国境からエルゴン山麗に広がる山間の土地に位置し,住民の多くはキャッサバ,サツマイモ,トウモロコシ(メイズ)を生産しながら,自給自足に近い生活を送っています。県全体の安全な水へのアクセス率は平均65.4%で(2006年度統計局資料),全国平均の58.4%と比べると高いですが,ナルサラ準郡(旧ブワラシ準郡)でのアクセス率は51%と低いものでした。また,2時間以上もかけて水を運ばなければならない家庭が半数以上を占めていました。山間部では毎日数キロの道のりをプラスチック製ポリバケツ(20リットル)に水をいれて各家庭まで運ばなければなりませんでした。水汲みは主に女性と子供の仕事とされており,家庭を支える女性の負担は重く,また子どもたちを就学から遠ざける原因にもなっていました。本計画で,地域住民約3,500人の安全な水へのアクセスを改善し,女性および子どもを水汲みの労働を軽減します。

引渡式

完成した給水栓
引渡式典
2011年1月13日,シロンコ県において,小川恵理書記官が出席して引渡式が行われました。