キトゥグム県・ラムオ県における安全な水へのアクセス改善計画

平成24年2月17日

計画の概要

被供与団体

ルター派世界連盟 キトゥグム支部

供与額

89,717米ドル

署名者

ジェセ・カムストラ代表

計画名

キトゥグム県・ラムオ県における安全な水へのアクセス改善計画

実施地

キトゥグム県・ラムオ県(ウガンダ北部)

供与内容

深井戸13本の建設及び研修の実施

贈与契約署名日

2011年11月10日

引き渡し式

2012年2月17日


キトゥグム県・ラムオ県(2010年に中央政府の地方分権化政策によってキトゥグム県から分離独立した新しい県)はウガンダ北部に位置し,南スーダンと国境を接する地域です。北部ウガンダ地域は,過去20年以上にわたり,反政府勢力「神の抵抗軍」(LRA)と政府軍との間で内戦が繰り広げられ,約180万人もの国内避難民が発生しました。2006年の和平交渉成立以降,国内避難民が帰村し,政府や各国が復興支援を行なっているものの,生活に必要な基本的・社会経済インフラは未整備な地域が多く,人々の生活の再建は困難に直面しています。キトゥグム県・ラムオ県では,多くの住民が,沼地や湧き水を利用していますが,これらの水は安全とは言えず,さまざまな病気の被害が報告されています。また,伝統的な水汲みの担い手である女性や子どもの負担が大きく,子どもの通学が妨げられる原因の一つともなっています。本計画により建設される深井戸によって,住民約9,600名の安全な水へのアクセスが改善されます。

引渡式

井戸のテープカット。左から山崎参事官,県知事代理,被供与団体代表
井戸の試運転
2012年2月17日、キトゥグム県アクトゥメル村において、山崎順二参事官が出席して引き渡し式が行われました。