アリト中学校理科実験室棟建設計画
平成26年2月25日
計画の概要
被供与団体 | アリト中学校 |
供与額 | 121,898米ドル |
署名者 | オケロ・オガスティン・アクワム(校長) |
計画名 | アリト中学校理科実験室棟建設計画 |
実施地 | コレ県 (ウガンダ北部) |
供与内容 | 実験室棟330m2(生物・物理・化学実験室各1室及び倉庫)1棟の建設。実験室用の椅子整備。実験棟の照明及び給水設備用のソーラーシステム整備。 |
贈与契約署名日 | 2013年3月19日 |
引渡式日 | 2014年2月25日 |
引渡式会場 | アリト中学校 |
引渡式開始時刻 | 午前9時 |
コレ県は,ウガンダ北部のランゴ地域に位置し,2010年にリラ県から分離独立した新しい県です。北部地域は過去20年間,反政府勢力LRA(神の抵抗軍)と政府軍の間で内戦が繰り広げられ,約200万人もの国内避難民(IDPs)が発生し,公共サービスが破壊されました。2006年以降の和平交渉と治安の改善にともない,避難民の帰還が進んでいますが,公共インフラの復興は立ち遅れており,帰還民の生活の再建は未だ難しい状況です。コレ県アリト準郡に位置するアリト中学校は1985年に創立されましたが,内戦中,同校校舎は国内避難民の避難所として使用されました。この間に校舎はひどく荒廃し,内戦後2009年に再び開校した際,必要最低限の教育環境を整えましたが,理科実験棟の整備がいまだ立ち遅れ,2007年より理科3教科(生物・物理・化学)が中等教育の必須科目となったにもかかわらず,同中学校の生徒は,実験・観察など実技が伴う授業を受けることができません。その結果,同中学校の生徒は,適切な基礎教育課程を修了することができず,地域での教育格差が広がっています。本計画において理科実験棟を整備することにより,実験授業を安全かつ効果的に実施できるようになり,アリト中学校の生徒464名の基礎教育環境が改善されます。
引渡式


2014年2月25日,アリト中学校において,中村参事官が出席し引渡式が行われました。


おすすめ情報
- コンセプトペーパー(英語)(Word)
(27KB)
- ガイドライン(英語)(PDF)
(129KB)
- パンフレット(英語)(PDF)
(2.8MB)